第29回東京網走会が開催されました!



10月10日(金)午後6時から新宿京王プラザにて第29回「東京網走会」総会が開催され、例年通り100名を超える出席者で盛況のうちに終了した。


志村会長の挨拶(左から大場市長、武部衆議院議員)

網走市から名誉会長の大場脩市長、国会から武部勤衆議院議員、友好都市の神奈川県厚木市から小林常良市長などを来賓として迎え、冒頭、志村幸雄会長が一年間を総括、総会役員の新旧交代を報告、任期満了で次の世代へバトンタッチしたいが、後継者が居ないためもう一期(2年)だけ引き続き東京網走会の会長としてがんばると力強く挨拶した。


大場市長、武部衆議院議員、小林市長

 大場市長は網走の近況を報告、厳しい状況下で地域活性化へ向け努力していると挨拶し、会員の協力を要請した。続いて武部衆議院議員は、バブル後に拓銀が破綻し、北海道経済は一気に斜陽化しているが、斜里生まれジャガイモと同じ故郷が生んだ特産物として地域の立て直しに尽力したいと挨拶した。例年は祝電のみ、駆けつけても挨拶だけで退席していたが、この日は腰を据えて会員と交流する姿が印象的だった。


宮川議長乾杯の挨拶で懇親会がスタート

 続いて網走市議会の宮川隆昌議長が乾杯の挨拶、懇親会がスタートし、作曲家船村徹さんに師事、来年4月にデビュー予定の網走が生んだ演歌歌手、走裕介(はしりゆうすけ)さんと網走を中心とするオホーツク沿岸の四季と人々の心の触れ合いを優しく歌い上げるシンガーソングライター百香さんの歌、網走市役所企画調整課の大島昌之係長が今年から制度化した「ふるさと寄付」の案内と網走の懐かしい今昔を会場正面にプロジェクターで映し出し披露した。


歌う百香さんと大場市長が走さんを紹介

▽懇親会のバイキング料理はいつも人気もの




 懇親会が盛り上がったところで例年通り抽選会が始まった。「網走市長賞」、「網走ビール賞」、「厚木市長賞」、「会長賞」、「サッポロビール賞」、「北海道国際航空賞」など今回も盛りだくさん賞品の提供があり、空くじなしの抽選会で毛ガニ、ズワイガニ、いくら、などなど産地直送で懐かしいふるさとの味がお土産として手渡された。欠席者の返信ハガキの中から10名を抽選しオホーツクの味を宅急便する当選者の発表もあり盛況だった。

特別賞!!


大当たりの景品に殺到する?出席者の面々・・・

 午後8時30分過ぎ、網走のジャガイモ、天然水、カレンダーなどが詰まった紙袋と抽選会でゲットしたオホーツク特産のお土産を両手に下げた出席者を見送った後、水野智生網走会事務局長は「ふるさと出身の若い人たちにもっと出席してもらいたいのだが」と、若者の出席が少ない総会に寂しそう、来年は節目の第30回になるので新しい仲間の参加を呼びかけると語っていた。


水野事務局長と幹事団と出席した若い?面々、来年も会いましょう!!

 東京網走会ホームページ URL://members3.jcom.home.ne.jp/abashirikai/

(文責 HP担当 網走通信員 高橋 和憲)

第29回東京網走会が開催されました!(詳報)

今年は秋晴れの少し汗ばむ陽気に恵まれ、来賓を含め約115名が新宿京王プラザホテルに集まりました。昨年と比べると若い参加者50歳以下)が減少しており、今後いかに参加者を増やしていくかが、課題となります。若者の参加が増えるように会員の皆様の人脈を通し、声かけを宜しくお願いいたします。

 今年6月に共同通信社を退職し網走にUターンした高橋さんに代わり大西新副事務局長の司会で総会が始まり、まず、志村会長から開会の挨拶がありました。挨拶の中で役員の改選について、志村会長の継続就任、木村、得田両氏の副会長退任、新役員の紹介と会計報告があり、拍手で承認されました。さらに、来年は第30回という節目の会になるので、記念すべき会にしたいと抱負を述べ、挨拶を締めくくりました。

続いて中西幹事に司会がバトンタッチされ来賓の紹介がありました。網走市から大場市長を含め5名の出席、厚木市から小林市長を含む3名、その他各地のふるさと会などから来賓は合計21名の紹介がありました。 来賓を代表して、大場市長から挨拶、昨年の東京網走会以降の主な出来事について以下のような報告がありました。

1)今年は天候不順な時期が多く、4月には大雪、5月には30.6℃という真夏日、6月には大粒のヒョウが降ったり、7月は低温という気候で麦の収穫は15%減、馬鈴薯は平年並みだった。

2)昨年は、史上最高の漁獲高だったが、今年4月にほぼ昨年と同じ、96日から秋鮭漁が始まったが、昨年比5%減の不漁で現状は昨年の7割りの漁獲高に満たない。

3)観光客も昨年に比べ減少しているとの事で、燃料高騰が航空運賃に影響し値上がり、それが原因で旅行者が減少しているのではないかと推察、観光客の誘致を海外にも広げるため、近く中国へ出向き広報する。

4)網走市の一般会計は、職員の25削減(480名から360名に)により、なんとか保っているのが現状である。

5)網走について新聞・テレビで取り上げられることが多く、今年は流氷が長期間、着岸していたので延べ13回も取材放映された。6月に網走から東京へ10トンの流氷を運んで来て、有楽町駅前で「流氷からのメッセージ」と題して展示会を開催、その様子が放映され朝日新聞の紙面にも掲載された。

68月にはラグビーフェスティバルがあり、その模様がCSの「Jスポーツ」で8日間放映された。

7)市の重要施策の1つである健康増進については、市保健センターで「あばしり健康カニチョッ筋体操」が考案され、市民の筋力アップに役立てるように普及活動中、全国から問い合わせが殺到している。

さらに、来年は、明るい話題が提供出来るように努力していくと締めくくり挨拶を終えました。

続いて、司会から「解散総選挙はいつなのか」と促され紹介を受けた武部衆議院議員が挨拶、「それは麻生総理にしか分からない」、「どなたか知ってたら教えて欲しい」とかわしました。現在、日本・バーレン友好会議の議員連盟会長を勤めており、最近、バーレンのサルマン皇太子と懇談したとのこと。自身をオホーツクの特産物と言ってもらえるように、故郷のために頑張って参りますと挨拶を終えました。


懇親会の司会は伊勢谷幹事にバトンタッチして始まりました。乾杯の音頭は昨年と同じ宮川網走市議会議長、乾杯に先立ち網走の現況や「ふるさと寄付」についてなど紹介し乾杯を唱和しました。

 友好都市の神奈川県厚木市を代表して、小林市長が挨拶、厚木市と網走市が交流するきっかけとなった東京農業大学の話など、4年目になる交流が今後益々、深まっていくように努力したいと述べました。

バイキング形式の食事とお酒を飲みながら、懐かしい同級生、知人、網走から出席した皆さんと和気あいあい楽しい懇談を続けながら、網走市企画調整課の大島係長から「ふるさと寄付」の案内と網走の今昔について報告を受けました。網走の昭和の始めから現在までの風景を会場正面にスライドで映し紹介、なつかしい風景や自分の住んでいた近所が写るたびに、思わず「なつかしい」と叫んでいた方がいました。(ホームページ http://www.yobito.jp/abashiri.htm で閲覧できます)

しばらく歓談が続いたあと、大場市長が後援会長を勤めると言う、東網走出身で来年4月にコロンビアレコードから歌手デビューする、走裕介(はしり ゆうすけ)さんに「ふるさとの山が見える」と「おじろわし」の2曲を歌っていただきました。走さんは、平成9年、NHKBS「日本縦断カラオケ道場」で優勝。歌手を目指す為に、上京。平成11年、作曲家の船村徹氏を師事し、10年の下積みを経て歌手デビューします。来年のデビューが楽しみな演歌歌手です。皆さんの応援を宜しくお願いします。

続いて、室蘭出身のシンガーソングライター「百香」さんが昨年に引き続き参加し、最初に「星に願いを」と「しれとこ旅情」をバイオリン演奏をした後に、網走を第二の故郷と想い、情景を思い浮かべながら作詞、作曲したという「あなたに」を熱唱し、拍手喝采を受けました。益々の活躍を期待したいものです。

お楽しみの抽選会が、例年通り小田島幹事の司会で始まりました。最初に全員に当たる郷土の水産物(毛がに2尾、タラバしゃぶしゃぶセット、ボイルずわい姿2尾、いくら醤油漬け)の抽選がありました。受付で全員に渡される三角クジを開けると、AからEまでの文字が書いてあり該当する景品が当たります。自分の欲しかったものが当たった人は、大喜び!お互いの交渉で欲しい物を「バクってほしい」と懐かしいことばで交換している人もいました。

特別抽選会は会費の領収書の番号を抽選して当たる、毎年運試しのできる抽選会です。網走市長、厚木市長、志村会長、網走地ビール、サッポロビール、AIR・DO、伊勢谷さん、板東さん等から御寄付を頂いた景品の大当たりを期待して抽選が行われ一喜一憂する盛り上がりで例年楽しみなイベントです。

 楽しかった抽選会も終わり、来年の再会を期して解散となりましたが、帰りにはこれも恒例の網走のカレンダーに重いけど美味しい「じゃが芋」や「網走の天然水」、サッポロビールさんから提供の「麦とホップ」をお土産に帰路につきました。

水野事務局長、新任の大西副事務局長、佐々木副事務局長以下新任の役員の方を含め、各役員が奮闘され、楽しくお開きになりました。お疲れ様でした。

また、来年、是非仲間を誘ってご参加下さい。

(文責 網走会幹事 働々 敏明)