36回東京網走会開催!

 

 1013日(火)、新宿京王プラザホテルで第36回東京網走会総会・懇親会が開催、今年は穏やかな秋晴れの中、約130名の出席がありました。


会場入口に、9月29日(火)から10月4日(日)まで、網走エコーセンターで開催した「第2回ふるさとアーティストフェスティバル」のポスターと出演アーティストのプロフィール、さらに昨年の東京網走会創立35周年記念として網走市立図書館に書籍を寄贈した際の感謝状が掲示され、下谷幹事の司会で開会宣言、東京網走会初参加者の名札がピンク色になっていることなどの紹介から、総会が始まりました。

水野会長の挨拶は、108日に北海道を襲った台風23号が、網走地域に与えた災害に対するお見舞い、総会出席者の年代層が70歳代から60歳代へ若返り、約130名の出席があったことへの謝意、東京網走会創立に尽力した成ヶ澤宏之進さんが昨年他界し、奥様の節さんだけが出席していること、東京網走会の将来について、若者中心、ふるさと交流を大切にしたいと報告、自らは子供の頃ボーイスカウトに入団し、先輩の大林さんから多大な影響を受け、いかなる時も強く生きる事を学んだと懐かしく語り、ふるさと網走に新風が吹く事に期待、故郷へ足を運ぼうと呼びかけました。




 大西事務局長が、平成26年度会計決算、新年度予算について承認を求め、会計監査の伊勢谷さんから、適正だったと報告があり、全員の拍手で承認されました。続いて、新幹事として花田健司さんと中川利昭さんが承認され、二人の自己紹介がありました。


      大西事務局長                      新幹事の中川さんと花田さん

  網走から水谷洋一市長、市議会議長と市議会議員、商工会議所副会頭、佐藤伸弥道議会議員、その他各地のふるさと会から総勢22名の出席があり、来賓を代表して名誉会長の水谷市長が挨拶、今年の市長選で当選、25年目に入ったと謝意があり、網走の現状と今後の予定について以下の通り報告がありました。

  1)ラグビーWカップの日本代表の7割が網走で合宿した。

88日の「網走ラグビーフェスティバル」に700名のファンが訪れた。

2019年日本開催のラグビーWカップへ向け盛り上がっている。

2)昨年、東京網走会から図書館書棚(布絵本用の書棚2台、大型絵本用の書棚1台すべて特注品)の寄贈をいただき感謝するとの報告。

3321日に網走と日本体育大学がスポーツ振興で連携協定を結び、全寮制の特別支援学校高等部の設置準備を進めており、教員の免許を取るために来網する学生も増え、地方創生に期待する。

4429日に市民プールが完成し、歩行用、幼児用プール、ジャグジー施設も加わり、水中歩行などで健康寿命を伸ばすプールは通年使用できる。

5524日に、「春カニ合戦」というオホーツク海で獲れた毛ガニを食べる催しを開催、「カニまき」が行われ、多くの観光客や家族連れで賑わいました。

671日ふるさと納税の返礼に地元特産品の提供を開始、毎月4,000万円のふるさと納税がある。

  781日にオホーツク流氷館の展望台が新装オープンした。

8927日に「第1回オホーツク網走マラソン」開催、圏外から1,000名の参加、北海道マラソンに並ぶ開催規模、刑務所からスタートし給水・給食所で、カニ汁や和牛ステーキなどがふるまわれた。

1010月に、第2回ふるさとアーティストフェスティバルを開催、2年に1回開催する。

 

 山田庫司郎市議会議長からは、議員一同、東京網走会に支えていただいている感謝と、市議会議員の定数が20名から16名に削減され、全国で2番目、全道で1番若い議員メンバーになったと報告がありました。

               山田 網走市議会議長 

 一部の総会が終了、二部は、司会を伊勢谷さんに代わり、懇親会がスタート。

 最初に、佐々木玲子市議会副議長の音頭で乾杯、北海道東京事務所所長の岡田恭一さんから、平成22年〜23年に網走に勤務していて網走に縁があると話し、1万円が6,000円で購入できるプレミアム旅行券を県外の人向けに発券、プレミアム旅行券でふるさとへ戻って来て欲しいとアピールしました。

        岡田恭一さん            佐々木市議会副議長

 網走市企画総務部企画調整課企画係の湯浅さんから「あばしり応援人」募集の話があり、現在の登録数が142名とのこと、 “ふるさと網走”への応援の依頼と「ふるさと納税」の内容を紹介、1万円を寄付すると5000ポイント貯まり、ポイントにより網走特産品と交換できると話がありました。

 

 佐藤道議会議員からは、4月に3期目の当選をさせていただいた話と台風23号による被害状況や「天都ランドオホーツク公園」の報告などがありました。また、北海道の「ためされる大地」のキャッチフレーズが新たな募集をしている話もありました。





 
             佐藤道議会議員
 
網走市教育委員会社会教育部社会教育課 生涯学習係長の篠原宏寿さんからは、「第2回ふるさとアートフェスティバル」に参加した網走出身や網走にゆかりのあるアーティスト、様々な分野で活躍している方の紹介がありました。前衛書道家の諸留大穹(洋子)さん、演歌歌手のばんどうくにやすさん、シンガーソングライターの工藤忠幸さん、クラリネット奏者の澤目未樹さん、シンガーソングライターの三浦一人さん、ヴォイストレーナーでシンガーの金澤このみさん、オペラ主宰の伊勢谷宣仁さん、映画製作プロデューサーの瀬戸恒雄さん、バイオリニストでシンガーソングライターの清野百香さん、元相撲取り(襲名は網走洋)で元プロレスラーの桜田一男さんの挨拶がありました。


 
     網走洋・桜田一男さん


 若者代表として招待した方の紹介があり、岩永詩織さんは東京都水道局に勤務、岡田優貴さんは警視庁刑事部の鑑識課に任務、塩川友紀子さんは小学校の保健室の先生をしているとの自己紹介がありました。皆さん公務員の方でした。


  網走市水産港湾部水産漁港課漁政係主事の三上広彰さんから網走通販カタログを通してのご購入者が少ないとの指摘があり、水産物の購入に支援要請がありました。

 

 司会を小田島さんと松原さんに交代してくじ引き抽選会がはじまり、はずれなしの3角くじでは、A(網走産しじみ)B(いくら醤油漬け)、C(鮭の飯寿し)、D(網走産わかさぎ佃煮)となりました。司会の松原さんから自分のほしいものがあったら「ばくってください」と、懐かしい方言が聞けました。3角くじの内容が決まったあとは、恒例の特別賞抽選会です。網走市長賞「いくら醤油漬け」5本、「オホーツク大地セット」5本、網走市議会議長賞「ソフトホタテ」7本、水野会長賞「マルサ食肉店ジンギスカンセット」3本、伊勢谷賞「倍賞千恵子コンサート(126日・川口リリア)チケット2組、伊勢谷さん作曲のCD」、こ豆賞(提供:小田島司氏)「コーヒー豆セット」5本、網走商工会議所賞「ランドシャー(クッキー)といちご飴・塩飴セット」36本、網走水産加工物賞7本と例年になく当たる本数が増えました。会費の領収書の番号(名札にも記入)により抽選して当たるので、その番号が呼ばれるたびに喜びの声や落胆のため息があり、一喜一憂しました。欠席者ハガキから抽選で5名にオホーツクの海産物を送る抽選会もありました。

 

 ふるさとアーティストの紹介の時に間に合わなかった写真家の細川隆平さん、シンガーソングライターの牧野公美さん、日本画家の長谷川誠さんの紹介がありました。


        (左から、細川さん、牧野さん、長谷川さん) 

 抽選会が盛り上がる中、バイキング形式の食事をいただきながら、久しぶりに会う同級生や後輩、或いは知り合い、来賓以下、皆さんと和気あいあい楽しい懇談が続けられました。シンガーソングライターの三浦一人さんも話の輪に入り、昨年他界した三浦さんのお父さんが南ヶ丘高校の英語の先生だったと自己紹介したところ、出席者の中に教え子達がいる事を知り「東京網走会に余り期待してなかったが、父の教え子から懐かし話が聞けてよかったです」と、感想を述べていました。話しているうちに親戚であることが分ったなど、偶然の出会いもたくさんありました。これが、東京網走会の良さであり、楽しみでもあると実感しました。


 有南副会長の閉会の辞と三本締めのあと、出口で、「詩季あばしりカレンダー」、サッポロビールより提供の「極ZERO」、「網走の天然水」、「網走タイムズ」、「LOVEあばしり」など土産を手に、来年の再会を誓い合ってお開きになりました。

 

 水野会長以下、大西事務局長、清水副事務局長、各幹事役員がそれぞれの持ち場で尽力、今回は、新しく参加した方も多く世代交代を感じさせる総会でした。来年の第37回も、より一層、新しいメンバーに囲まれる総会・懇親会にしたいものです。

来年もまた多くの皆様に出席していただくよう、よろしくお願いします。

 

(文責 幹事    働々 敏明)
(写真 副事務局長 清水 英雄)
(編集 網走通信員 高橋 和憲)